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執筆者の写真Neutrale Wheels

納期に関するお詫び

日頃ニュートレイル製品のご愛顧誠にありがとうございます。

今回はこのような内容を公表するのは言い訳がましくまた大変恥ずかしいですが、お客様に申し訳ない気持ちと今後のことを考えた結果、なにとぞご理解をいただきたくブログを書かせていただきます。


まずはじめにニュートレイルではモノブロック及びELITEシリーズと、3pc・2pcの組み立てホイールでオーダーがある程度集中しても分散して安定した納期、おおよそ8-12週間程度を守れるよう工場を別に分けて製造しています。

今回はその3pc/2pcを作ってる方の工場で予想を上回る生産に支障をきたした為、そのために大幅に納期の遅れが生じてしまっているものが出てしまっていることへのお詫び及び状況説明です。

以下工場オーナー及び担当者からの説明を元にご説明させていただきます。


そもそも組み立てホイールの工場はニュートレイル創業時からホイール以外にも政府や航空宇宙系の仕事もするところでした。コロナが発生する前まではホイールはほぼウチの仕事のみをやってもらっており、時には例外が起きることもありましたが比較的コンスタントに生産ができておりました。

しかしながら昨年末から新型コロナが世界中に大きな影響を及ぼし、工場のあるカリフォルニア州でも外出禁止令が発令になりましたが、我々が使っていた工場は政府系の仕事をしていた関係で工場を稼働させることができ、厳しい中でも生産を続けることができておりました。そんな折り、政府からの発注で病院で医師や看護師が使用する医療用マスクの弁の製造がはじまりましたが、感染状況の改善等一向に事態の収束が見込めずマスク用弁の製造がメインになってきました。

これにより他の部門への影響が発生し、ホイール専門で回してた担当もそちらの仕事へ回される機会も増えたりとホイール部門にも影響が出だしてしまいました。命にかかわる仕事が最優先されてしまうのも理解できますし、我々もオーダーを進めいていなかければならないですし、結果ホイール部門の担当と話し合い、今いただいてるオーダーも含めこの先の生産能力を考えるとホイール専門でやってる工場へ移った方が安定した生産が見込めるとの判断のもと、2-3週間ほど前から工場担当の退職準備も含め新しい組み立てホイールの拠点となる工場と話を進め、それがまとまりましたので引っ越しを始めています。


拠点引っ越しといってもただただ移るわけではなく、上記の通りいままでのニュートレイル製品の管理をすべてやっていた元の工場の担当者ごと引き抜いて移しますので、今まで以上に生産管理に集中できる環境にします。

そのほかプログラムの移行や材料など引っ越し終わればスムーズな環境に戻りますので、現在バックオーダーをいただいてる皆様には大変ご迷惑をおかけしておりますが今しばらくお待ちいただけるようご理解ご協力をお願い申しあげます。


本来であればいつも通り私がアメリカへ出向き担当と一緒にすべての準備をしてきたいところなのですが、新型ウイルス感染拡大防止策のためまず入国ができるかどうか定かでない(実際入国審査時に強制帰国を命じられたケースが身近で起きてます)、仮にアメリカへ入国できても2週間の隔離後に行動を開始し、日本へ帰国してから最悪さらに2週間の隔離となると、その間に進む仕事や入荷があった場合に上記の影響で何もできない期間の仕事への悪影響を考慮した結果、現地工場の担当に動いてもらうのがベストとの判断で動いてもらってます。担当もニュートレイルからの仕事がなくなると収入がなくなるので彼なりにできる限りのことをやってます。


またモノブロック工場、素材やリムなどの部品工場、他の下請けさんも人員削減、営業時間及び稼働日数の削減など当然ながら同様に影響が少なからず出ており、受注時の予定納期や、通常のご案内より若干長めの納期になってしまっています。

残念ながら新型コロナを取り巻く環境は日本よりアメリカの方がひどい状況だと聞かされておりますが、わたしが話をしたり聞いてる限りでは彼らも生きるために必死にまじめに取り組んでやっております。

このような感じで以前より若干納期はかかっていますが、幸い輸送ルートはしっかり確保できていますし今のところ出来上がった商品は確実に納品できますのでその点はご安心ください。


長くなりましたが重ね重ねお待ちいただいてる皆様には大変ご迷惑をおかけしており本当に申し訳ありません。できる限り早く納品できるよう最善を尽くしています。

製品の性格上アメリカとの関係は切っても切れませんのでこのような状況下ですがいくらかでもお客様に安心していただけるように、お店様にも勧めていただける商品であるように正直にお伝えすることにしました。

一日も早く日本に、世界に平穏な日々が戻ることを祈りますとともに、われわれニュートレイルも元の状態へ戻せるよう現地の担当および工場とともに連絡を密に全力でやって参りますので変わらぬお付き合いをお願いいたします。


ニュートレイル代表 フルハシ





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